ピュアットは、以下のような悩みを持つ介護施設にオススメです。
- 介護度が高い利用者が多く、入浴介助に時間がかかる施設
- 慢性的な人手不足が続いており、業務を効率化したい施設
- 入浴介助にかかるスタッフの負担を軽減したい施設
ピュアットとは?

ピュアットは、お湯につかるだけで体の汚れを落とせる入浴補助装置です。
0.001ミリ以下の空気の泡には、皮脂汚れなどを吸着する性質があります。
ピュアットはこの特性を活かし、ウルトラファインバブルと呼ばれる微細な泡を浴槽内に発生させることで、汚れを浮かして優しく落とすのです。
「介護ロボット等モニター調査事業」では、ボディソープを使ったこすり洗いと同等の洗浄効果があると実証されました。
入浴介助の負担を軽減できるだけでなく、これまでの洗身に比べて肌への刺激が少ない点も魅力です。

汚れが落ちるメカニズム
ピュアットは、ウルトラファインバブル(0.001ミリ以下の空気の泡)を発生させる装置です。
空気の泡は、小さくなることでマイナスに帯電する性質を持っています。一方、皮脂汚れはプラスの電位を帯びているため、この二つの電位が結びつくことで泡と汚れが吸着します。
その後、ピュアットによって発生する水の対流で、泡ごと吸着した汚れを流し落とすのです。
この仕組みは、お湯が届く場所であれば効果を発揮します。
従来のこすり洗いでは洗浄が難しかった拘縮がある指の間なども、短時間で無理なく洗浄できるでしょう。

ピュアットの実証実験結果
「洗身なしで、本当にキレイになるの?」と不安に感じる方もいるでしょう。
そこで、実際の介護施設でピュアットと従来のこすり洗いを比較する実証実験が行われました。

汚れの除去率を比較したところ、こすり洗いと同等程度の汚れ落ちが確認されています。
さらに、入浴にかかる時間にも大きな変化が見られました。
これまで、1日約4.3時間かかっていた入浴介助が、ピュアットを導入することで30%削減され、1.3時間の短縮に成功したのです。
また、スタッフの身体的な負担についても調査を行ったところ、入浴介助で消費するカロリーが27%減少し、1日あたり約380kcal削減できることがわかりました。
これは、ランニング約5km分に相当します。毎日5km走る負担がなくなると考えると、効果の大きさが実感できるのではないでしょうか。
テレビでも取り上げられた実績!
ピュアットは、メディアでも紹介され注目を集めています。
チバテレビの情報番組「シャキット!」では、福祉学校の学生がピュアットを体験する様子が取材されました。番組内では、油性ペンを使って汚れ落ちの違いを検証するコーナーがあり、実際に体験した学生たちから驚きの声が上がる場面も。
また、番組を担当したアナウンサーからは、「介護する側とされる側、両方にとって嬉しい」という感想が寄せられ、ピュアットの効果が多くの人に伝わるきっかけとなりました。


人手不足に悩む介護業界では、業務の効率化や負担軽減を目指し、介護をサポートするロボットの導入が進められています。
特に入浴介助は、体力的・精神的負担が大きく時間もかかるため、ロボットの導入による負担軽減が期待される業務のひとつです。
実際にピュアットは、7年間で数百施設が導入しており、ここ2年間でも500台以上が導入された実績から注目の高さがうかがえます。
ピュアットの魅力を3つ紹介

1つ目の魅力は、スタッフの業務負担を軽減できる点です。
洗身業務は、中腰での業務や体を支えながらの移動など、体力的負担が大きく、腰痛に悩む方も少なくありません。
さらに、転落事故や肌トラブル悪化のリスクなど、プレッシャーも大きい業務です。
ピュアットは、浴槽につかるだけで体が洗えるため、洗身による体力的・精神的負担が解消されます。
また、入浴にかかる時間の短縮も可能です。施設の規模にもよりますが、1時間から1時間半ほど入浴介助時間を短縮できたとの声も寄せられています。
2つ目の魅力として、手軽に導入できる点が挙げられます。
ピュアットは、現在使用している浴槽にそのまま導入できる据え置き型の装置です。
浴室に置いて電源を差し込むだけで簡単に使用でき、設置は5〜10分ほどで完了します。リフォームなどの工事が不要で持ち運びできるため、訪問入浴にも利用可能です。
操作も非常に簡単で、スイッチをオン・オフするだけで使えるので、機械が苦手な方でもすぐに使いこなせるでしょう。
日々のメンテナンスも約5分で終わるため、使用するにあたって手間がかからない点も魅力です。


3つ目の魅力は、利用者の負担を軽減できる点です。
ピュアットは洗身が不要なため、摩擦などの刺激が少なく、「乾燥肌が改善した」といった声が多く寄せられています。
ボディーソープを使用しないため、傷や皮膚疾患のしみるような痛みも軽減でき、褥瘡などの肌トラブルを抱えている方でも安心して使用できるでしょう。
また、通常の入浴介助は湯船に入る前に洗身するため「寒さがつらい」という話もよく耳にしますが、ピュアットであればすぐに湯船につかれるため、体が冷えにくいと喜ばれています。
利用したお客様の声

入浴業務時間が削減されたことで人員配置効率が向上し、他業務へ人員が割けるようになりました。



汚れが取れるか心配でしたが、事前に検証し、現場でも職員が汚れ落ちを体感できました。



ゆっくりお湯につかれるから、気持ちがいいです。また、すぐにお湯につかれる為、お風呂を出た後もホカホカ温かい感じがします。



母の乾燥肌で悩んでいましたが、こすり洗いにより摩擦が無くなり、肌の状態がよくなりました。
ご利用までの流れ


ピュアットに興味がある方は、公式ページからお問い合わせください。
お問い合わせいただくと、デモ機を2週間ほどお試しいただけます。
よくあるご質問


- これまで同様の洗身と併用はできますか?
-
はい、もちろん可能です。また、洗身の後は、通常の湯船と同じように入浴していただけます。
利用者のご要望にあわせて、柔軟にご対応ください。 - ピュアットを付け替えて、他の浴槽で使うことはできますか?
-
はい、工事不要で簡単に設置できるため、複数の浴槽で使用可能です。
電源は家庭用コンセントに接続するだけなので、訪問入浴などでもご利用いただけます。 - 本当に湯船につかるだけでキレイになるのですか?
-
はい、実際に汚れ落ちに関する実証実験を行いました。
スタッフによるこすり洗いと、ピュアットを導入した浴槽で5分間入浴した場合を比較した結果、同等の汚れ落ちが確認されております。


現在、少子高齢化や業務負担の大きさから、介護業界の人手不足は深刻な課題となっています。
ピュアットを開発する株式会社金星は、もともと加湿器のレンタルを通じて介護業界と関わっていました。
そうした中で、厳しい状況下でも懸命に運営を続ける介護施設の姿を目の当たりにしてきたといいます。
販売担当の佐藤さんは「困っている施設の方には、まずトライアルだけでも試してほしい。予算の都合で導入が難しくても、こうした手段があることを知ってもらえれば、それだけでもお役に立てるはず」と話します。
今後はピュアットの普及に力を入れ、将来的には入浴介助で「こすり洗いをしない」ことが当たり前になるようにしたいと考えているそうです。
ピュアットを開発したきっかけ


株式会社金星は、もともと警備用ユニフォームを扱うメーカーでした。
ある時、お客様から「ユニフォームをきれいに洗濯できる技術はないか」と相談を受け、ウルトラファインバブルに着目したそうです。
洗剤と併用せずにウルトラファインバブルのみでは衣服などの繊維素材には十分な効果を発揮しませんでした。
それでも、すでにその生成方法を確立していた同社は「せっかく開発したこの技術を社会に役立てたい」と考え、ピュアットが誕生したと言います。
今後は、新たな福祉製品の開発にも力を入れ、より多くの人々の暮らしを支えていきたいと意気込みを語りました。
販売担当者が嬉しかったエピソード
ある介護施設でトライアル使用してもらった際、利用者のご家族から喜びの声をいただいたことが印象に残っていると言います。
入浴後、肌の調子がよくなったのを見たご家族から「自分たちで購入するから、ぜひ施設に導入してほしい」とまで言われたそうです。
「洗わない」ということに罪悪感を持つスタッフは珍しくありません。そんな中で、利用者はもちろん、ご家族にも製品を評価してもらえたことが大きな自信につながったと言います。




- 洗身不要で入浴時間を短縮できるため、スタッフの体力的・精神的負担の軽減や人手不足の解消を目指せる
- こすり洗いやボディソープによる肌へのダメージがなくなり、肌荒れや乾燥肌などのトラブル改善が期待できる
- 家庭用コンセントを利用し、現在使っている湯船に簡単に設置できるため、工事不要で手軽に導入できる