心とからだの機能改善を目指す車椅子ロボット「movBot(ムーボット)」

movBot(ムーボット)は以下のような方にオススメです。

  • 介助の必要がなく、利用者自身で階段を昇り降りしたい
  • フルフラットに変形させられたり座ったままトイレができる車椅子が欲しい
  • 座席の高さを昇降できたり狭いスペースで横に動ける車椅子を探している

movBot(ムーボット)とは?

movBotとは、これまでの電動車椅子では不可能だった動き方を実現した車椅子ロボットです。
具体的には、単独の段差や階段をノーアクションで昇降したり座面を水平に維持したりできます。

様々な機能を組み合わせ、障害者が自立して自由に行動できるようにサポートする車椅子です。
スマートモビリティの世界に着目してつくられているため、今後に期待できる商品と言えます。

支援事業としての採択実績!

movBotは、その画期性から様々な場所で支援事業として採択されています。
2022年8月には、公益財団法人テクノエイド協会によって「介護ロボット実用化支援事業」に選ばれました。

また、movBotを製造するアクセスエンジニアリング有限会社が本社を置く神奈川県相模原市からも支援を受けているのです。
様々な機関に採択された実績を持つことからも、movBotへの注目度の高さがうかがえます。

目的別に選べる3タイプ

movBot ACEには、世界初の機能がたくさん搭載されています。

例えば、階段を前向きで昇って前向きで降りられる機能は画期的です。
歩道橋や駅の階段、電車の乗り降りを利用者自身でできるため、介助者は必要ありません。

階段や段差の途中でもいつでも座面は水平を維持することができます。
特に、階段の途中に障害物がある場合でも、横走行でかわして昇降が可能です。

他にも指定した時間場所に荷物を自動で配送する機能や自動で停止する衝突防止機能など多くの機能が搭載されています。

movBot Nurseには、看護師や介護士の労力を削減できる機能が備わっています。

車椅子をフルフラットに変形させることで、ベッドとの高さを同一にできるのです。
そのため、介助者は抱き抱える作業をせずとも、移乗させることができます。

また、車椅子に座ったままトイレを行うことができるため、トイレでの移乗介助も必要ありません。
寝たきりの方でも使いやすい仕様になっており、姿勢保持座面によって座った状態で食事も可能です。

movBot Officeは、座席の高さを80cm昇降させられる機能が特徴的です。

使い方としては、立っている人と話す際に目線を合わせられるようになったり、物流倉庫で高い位置にある商品をピッキングしたりするのに役立ちます。

また、一般的な電動車椅子の場合は横走行ができないため、横に移動する際は後退や前進をする必要がありました。
しかし、movBot Officeは横に動けるため、前後のスペースが狭いエレベーターなどでも動きやすいです。

製品仕様


引用:movBot公式ページ

引用:movBot公式ページ

引用:movBot公式ページ
商品名movBot ACEmovBot NursemovBot Office
幅*長さmm600*1130*880mm椅子時:680*1130mm
ベッド時:680*1980mm
600*893mm
車高:座面昇降mm高520mm~800mmを可動高450mm~750mmを可動高400mm~800mmを可動
車輪径8インチ8インチ8インチ
最高速度設定通常4.0km/h 緊急時6km/h通常4.0km/h 緊急時6km/h通常4.0km/h 緊急時6km/h
操作部リモコンにより、
離れた位置からの操作可能
リモコンにより、
離れた位置からの操作可能
アクセス
バッテリー種類リチウム電池リチウム電池リチウム電池
満充電での走行距離平地走行 4~5時間走行距離 10Km平地走行 4~5時間
充電時間5時間(残量50%から100%
充電の場合、3時間程度)
5時間(残量50%から100%
充電の場合、3時間程度)
5時間(残量50%から100%
充電の場合、3時間程度)
耐荷重100Kg100Kg100Kg

製造企業の思い

movBotを製造するアクセスエンジニアリング有限会社の企業理念では、お客様が求める品質・価格・納期を満たすことを目的と掲げています。
また、その心得として、協力会社・社員に「国の文化に違いがある」が、「人の心に国境は、無い」と記しています。

このように人の心に国境は無いということを念頭に置くことで、世界に類を見ない車椅子を製造できているのでしょう。

まとめ
メリット
  • 障害者が自立して自由に行動できるようにサポートする車椅子ロボット
  • 階段を前向きで昇って前向きで降りられるなど世界初の機能を多数搭載
  • フルフラットへの変形や座席の高さ調節によって介助者の負担を減らすことが可能
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