この記事は以下のような悩みを持つ方にオススメです。
- 介護の知識や基礎技術を学びたいけれど、どの本を読めばいいの?
- どうすれば、自分に合った本を選べるの?
- 図解や漫画イラストで分かりやすい本が欲しい
この記事では、介護の質を向上させるための知識・技術を得られる本を6つ紹介します。
介護初心者に必要な基礎知識から実践的な介護技術までオススメの本を解説しますので、ぜひご覧ください。
介護における読書の重要性
介護を始める方が本を通じて基礎知識を知ることは重要です。
介護は長く続けるものであるため、間違ったやり方を覚えてしまうと悪い影響が出ます。
例えば、腰痛が発生したり介護される側がストレスを抱えたりするかもしれません。
本では、基礎的な知識から専門的な技術、心理的な支援の方法に至るまで詳しく知ることができます。
あなたよりも長く介護をしている方は多くいるため、読書を通じて先人の知恵を学びましょう。
介護業界は常に変化し続けており、新しい制度が登場することは珍しくありません。
現代に沿った正確な情報を学ぶために介護の本を読むことは効果的と言えるでしょう。
どのようにして、あなたに合った本を選ぶか
あなたに合った介護の本を選ぶ際には、以下3つのポイントで選ぶことがオススメです。
1つ目の選び方は、知識の習熟度です。
あなたが介護についてどれくらい知識があるかによって学ぶ内容も異なります。
初学者の方には専門的な症状が書かれた本ではなく、介護について網羅的に掴める本がオススメです。
2つ目の選び方は、信頼性です。
専門家などが監修している本は科学的に正しいことが多いです。
また、出版社や著者のSNSを確認することで、あなたに合った本を見つけやすくなります。
3つ目の選び方は、読みやすさです。
介護について学び始める方の中には、難しい印象を持っている方も少なくありません。
図表やイラストなどで分かりやすく、実践的な知識が解説されている本はオススメです。
このように、知識の習熟度・信頼性・読みやすさという3つの観点を意識して選ぶと良いでしょう。
以降の章では、利用シーン別にオススメの本を6つ紹介しますので、ぜひご覧ください。
在宅介護の基礎知識を身につけるための本
初めに紹介する本は「マンガでわかる 介護入門」です。
この本は、介護に関わりがない人に対して、わかりやすく介護の現状を教えてくれる本です。
- 父や母に介護が必要になったら?
- 遠くに住んでいるおじいちゃんおばあちゃんの介護はどうなの?
など、よくある疑問に分かりやすく答えてくれる本です。
他にも、介護施設の選び方や家を片付けるときの注意点などの詳しい情報も載っています。
体験談をベースとした漫画形式で書かれているため、非常に読みやすいです。
介護ってどんなことするの?どんなサービスがあるの?と不安を抱えている方にオススメの本と言えます。
介護の基礎技術を学ぶための本
図解付きでわかりやすい介護技術の本
次に、図解付きで分かりやすく介護技術を学べる本として「いちばんわかりやすい介護術」を紹介します。
この本は、お年寄りが自分でできることを増やして、寝たきりにならない介護の方法を教えてくれる本です。
著者の三好先生は、介護の専門家で、体に負担がかからない介助の方法を紹介しています。
本には、介護をするときによくある間違いと、正しい介助の流れやポイントがイラストを用いてわかりやすく解説されています。
高齢者が自分で動けるようになるための方法が紹介されており、介護する人もされる人も楽に生活できるヒントが散りばめられています。
介護の初心者でも理解しやすく、実用的な情報がたくさんあるため便利な本です。
親を介護しているご家族や介護の仕事をしている人、介護関係の仕事を目指している専門学生などにもオススメの本と言えます。
実践的な介護技術を学べる本
3つ目に紹介するのは「利用者にも介助者にも安心・快適な介護技術」という本です。
この本では、介護する際に体に負担のかからない介護技術を学ぶことができます。
体重や体格差があっても、力を効率よく使うことで楽に介護をできる例が紹介されているのです。
また、専用のアプリを使うことで、付属のARから動画を見ることができます。
この本を読んで、楽しく安全な介護の方法をぜひ試してみてください。
介護施設で勤務する方におすすめの本
介護施設での実務に役立つ本
ここでは、介護施設の実務に役立つ本として「介護・福祉職のためのマナーと接遇」について紹介します。
この本は、介護や福祉の仕事をする人たちにとって大切なマナーや接遇の方法を学べる本です。
電話やメールでの正しいマナーなどがイラストで読みやすく紹介されています。
介護の仕事でよくある間違いやクレームへの対応方法も書かれているため実践的です。
介護の仕事は、特に利用者や家族との信頼関係が大切になるため、スタッフのマナーや態度もとても重要になります。
例えば、「おむつを替えましょう」ではなく「下着を替えましょう」と言うなど、相手の気持ちを考えた声掛けをすることが大切だということにも意外と気づきません。
どんな立ち振る舞いが良いか、どんな言葉遣いが正しいかなどを知っておくことは重要です。
介護の現場でのトラブルの事例やその対処法も書かれているので、実際に介護施設で仕事をしている方にとって参考になる本と言えます。
スキルアップ研修に使える本
次に、介護施設でのスキルアップ研修に使える本として「介護記録の書き方&場面別文例集」を紹介します。
この本は、介護の仕事をしている人たちが、介護記録を書くときに役立つ本です。
時間をかけずに正しく伝わる介護記録を書くための方法が紹介されています。
介護施設内で大きな比重を占める介護記録業務ですが、この本を読むことで業務を効率化できるでしょう。
また、スキルアップ研修として全員の書き方を合わせることで、理解に食い違いが生じることも抑えられます。
介護記録の業務を効率化したい方は、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?
認知症の理解・ケアに役立つ書籍
最後に、認知症の理解・ケアに役立つ書籍として「マンガでわかる!認知症の人が見ている世界」を紹介します。
認知症の方は、同じことを聞いたり理解できないことを言ったりしますよね。
そのため、介護をしている家族は困ったり疲れたりすることが少なくありません。
この本は、認知症が見えている世界を漫画形式で分かりやすく教えてくれる本です。
この本を読むことで、認知症の方と上手くコミュニケーションを取る術が分かります。
この本には、認知症の人がなぜそういう行動をするのか、その理由が解説されているのです。
理由がわかると、認知症の方へ優しく接することができるようになったという声もあります。
介護をしているけれど認知症の方への対応方法で悩んでいるという方は、ぜひご覧ください。
よくある質問
- どの本が介護初心者に適している?
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介護初心者には、基本的な介護知識や高齢者の心理、介護制度について解説した本がオススメです。
また、実際に介護を始めている方の場合には、実践的な介護技術を身につける本が役立ちます。 - 介護職向けのスキルアップにはどの本が良い?
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介護職のスキルアップを目指す際、どの本が最適かは個々のニーズや経験によって大きく異なります。
例えば、初心者がスキルアップをする場合は、基本的な介護技術やコミュニケーション方法、高齢者の心理理解に重点を置くのがオススメです。一方で、中級者以上の介護職員の場合、より専門的な技術や個別の対応方法、緊急時の対処法を詳しく解説した本が適しています。
まとめ
この記事では、介護初心者にオススメの本を厳選して6冊紹介しました。
介護に関して本を読む場合には、あなたの状況に合った内容を読むことが重要です。
また、介護技術や高齢者の心理を学ぶ際は、イラスト形式で書かれた書籍の方が読みやすいでしょう。
それぞれの目的に合わせた本は以下の通りですので、ぜひ参考にしてください。
〈在宅介護の基礎知識を身につけるための本〉
→漫画でわかる 介護入門
〈図解付きで分かりやすい介護技術の本〉
→いちばんわかりやすい介護術
〈実践的な介護技術を学べる本〉
→利用者にも介助者にも安心・快適な介護技術
〈介護施設での実務に役立つ本〉
→介護・福祉職のためのマナーと接遇
〈スキルアップ研修に使える本〉
→介護記録の書き方&場面別文例集
〈認知症の理解・ケアに役立つ本〉
→マンガでわかる!認知症の人が見ている世界
この記事で紹介した6冊は、介護の基礎知識から専門的な技術、心理的な側面までを学べる書籍です。
介護について知識を身につけ、介護の悩みが少しでも無くなることを祈っています。
ラクカイゴというWebサイトでは、介護の悩みを選択するだけで介護負担を減らす商品を紹介しますので、ぜひお試しください。