介護保険適用外サービスとは?給付対象外のメリット・デメリットを詳しく解説!おすすめサービス事例や自費による料金表もご紹介

この記事で解決できるお悩み

  • 介護保険外サービスって何?具体的な事例がイメージできない
  • 介護保険外サービスを受けるメリットとデメリットを理解したい
  • 利用までの流れやオススメのサービスを知りたい

この記事では、介護保険外サービスについて事例も交えながら分かりやすく解説しています。

初めての方でも理解しやすく、サービスを利用したいときにも参考にできる内容になっていますので、ぜひご覧ください。

目次

介護保険外サービスとは?

介護保険外サービスとは、介護保険制度の対象ではないが、介護が必要な高齢者や障害者などの日常生活をより豊かにするために支援を行うサービスのことです。

介護保険サービスでは対応しきれない範囲を補うことを目的として、全額自己負担で受けることができます。

事例を交えながら具体例をご紹介

介護保険外サービスのよくある具体例としては、以下のようなものがあります。

  • 家具の移動やペットの世話などを行う家事代行サービス
  • 窓のガラス磨きや布団のクリーニングなどの掃除サービス
  • 定期的に安否を確認する見守りサービス
  • 美容院などから訪問して、ヘアカットなどを行う訪問理美容サービス
  • 食事を配達する配食サービス
  • 病院や介護施設への付き添いを含む移送・送迎サービス

また、介護保険外サービスの事例として、政府がまとめた表を基に解説します。


出典:厚生労働省・農林水産省・経済産業省による「地域包括ケアシステム構築に向けた公的介護保険外サービスの参考事例集

この表から介護保険外サービスは基本的な支援に留まらず、旅行や趣味などを含めた幅広い分野で立ち上がっていることが分かります。

また、加齢によるマイナスをゼロに戻すだけでなく、プラスしてQOLの向上に繋げるサービスも多いです。

そのため、元気な高齢者や介護を必要とする高齢者の家族までもがニーズに応じた介護サービスを利用することができるでしょう。

介護保険外サービスのメリット・デメリット

介護保険外サービスには、それぞれメリットとデメリットがあるため理解した上で利用しましょう。

メリットとしては、以下の3つがあります。

  1. 要介護認定を受けなくても利用できる
  2. 介護保険では対応できないサービスも受けられる
  3. サービスの提供時間が比較的長い

一方で、デメリットは以下の2つです。

  1. 料金が全額自己負担である
  2. 不要なサービスを提供される可能性がある

メリット1:要介護認定を受けなくても利用できる

介護保険外サービスは誰でも利用することができます。
介護保険サービスの場合は、基本的に要介護認定を受けた人が対象であるため、要支援と認定されていなくても利用できる点はメリットです。

メリット2:介護保険では対応できないサービスも受けられる

介護保険外サービスの大きなメリットとして、細かなニーズにまで対応してくれる点があります。
介護保険サービスでは対応することができない内容にも柔軟に対応してもらえることは嬉しいです。

メリット3:サービスの提供時間が比較的長い

最後に、介護保険外サービスは通常の介護保険サービスと比べて、長い時間での利用が可能です。
一般的に介護保険サービスでは提供時間が厳密に定められているため、不十分な内容に感じる利用者も少なくありません。

その点、介護保険外サービスの場合は、事業者と利用者が合意することで、状況に応じたサービスを何時間でも受けることができる魅力があります。

デメリット1:料金が全額自己負担である

介護保険外サービスのデメリットとしては、利用料金が原則として全額自己負担での支払になる点です。

介護保険サービスの場合は利用料金の1〜3割が自己負担額となりますが、介護保険外サービスでは全額が自費で10割負担となります。
そのため、予算をオーバーしないよう計画的に利用する必要があるでしょう。

デメリット2:不要なサービスを提供される可能性がある

また、介護保険外サービスの場合は、金額やサービス内容が事業者によって決められているため、サービス内容を吟味することが重要です。
なかには、必要のないサービスを高額で押し付ける事業者も存在します。

そのため、契約の際などに丁寧に確認し、あらかじめサービス内容について深く理解するようにしましょう。

利用までの流れ

利用するまでの大まかな流れとしては、以下のようになります。

  1. 利用したいサービスを探す
  2. ケアマネージャーや主治医に相談する
  3. サービス事業者に連絡し、契約を締結する

それぞれの順序について、ポイントや注意点などを踏まえて解説します。

1、利用したいサービスを探す

まずは、利用者のニーズに合わせた介護サービスを探すステップです。

例えば、自宅で受けたいのか・施設を利用したいのかという選択肢があります。
他にも、認知症の方でも利用できるか、オンラインで介護を受けたいというような具合に、状況に応じた介護サービスを選択することが重要です。

介護サービスをニーズに合わせて探すことができる便利なツールとして、「ラクカイゴ」というウェブサイトがあります。

利用したい条件を選択することで、希望に合った介護サービスが提案されるのです。

2、ケアマネージャーや主治医に相談する

ラクカイゴのウェブサイトで探したサービスは、直接サービス内容が分かる記事を読むことができます。

その記事を基に、ケアマネージャーや主治医に相談してみましょう。
第三者に相談することで、サービスを信用できるのかを客観的に判断することが可能です。

3、サービス事業者に連絡し、契約を締結する

第三者に相談してサービスに安心できたら、いよいよ契約です。
ラクカイゴの記事に申し込み方法が明記されていますので、サービス事業者に連絡して申し込みましょう。

申し込んだ後は、事業者からヒアリングを受けたり契約を交わしたりします。

介護保険外のおすすめサービス

whicker まごとも

まごともとは、京都大学生が主体となって高齢者の自宅に訪問し、定期的な見守りやスマホの支援を行うサービスです。

学生が孫世代の友達として、高齢者と楽しい時間を過ごすことで「活力が湧く」という声が多くあります。
ハロウィーンでの仮装や敬老の日のプレゼントなどの若い学生ならではのイベントも行っています。

若い学生に元気をもらって幸せな気持ちになることができるサービスですので、興味を持った方はこちらから記事をご覧ください。

まとめ

この記事では、介護保険外サービスについて紹介しました。

介護保険外サービスとは、介護保険の適用外として高齢者の細かなニーズに対応するサービスのことです。

メリットは、誰でも利用できたりサービスの提供時間が長かったりする点です。
一方で、料金が全額自己負担になる点はデメリットになります。

利用までの流れとしては、ラクカイゴなどで介護サービスを探し、第三者に相談した上で事業者に申し込むようにしましょう。

最後に介護保険外のおすすめサービスも紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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