安否確認(あんぴかくにん)

安否確認とは、一人暮らしの高齢者などの生存・安全を確かめることや見守りを指す。

具体的な方法として、自治体が新聞配達員や郵便配達員、飲料水販売員などの事業者や民生委員と協力して、地域全体で高齢者の見守りを行う取り組みが進められている。

また、サービス付き高齢者向け住宅では、毎日安否を確認する電話サービスを提供していたり​​、各自治体でも安否確認の仕組みを整えているところがある。

安否確認は、ただ単に「元気ですか?」と声をかけるだけでなく、利用者さんの生命や安全を守るための、とても重要な活動。
特に、一人暮らしの高齢者や、認知症などで自分で状況を伝えることが難しい方にとっては、安否確認が、日常生活を安心して送るための生命線とも言える。

安否確認の方法は、電話や訪問、センサーを使った見守りなど、様々な方法がある。

サービス付き高齢者向け住宅や介護施設では、定期的な巡回や、バイタルサインのチェックなど、組織的に安否確認を行うことが多い。
在宅介護の場合には、家族や介護ヘルパーが、定期的に訪問したり、連絡を取ったりして、安否を確認することが多い。

安否確認の際には、ただ利用者さんが元気かどうかを確認するだけでなく、体調の変化や、生活上の困りごとなどを把握することも大切。
もし、いつもと様子が違うと感じた場合は、すぐに医療機関に連絡したり、関係機関に相談したりする必要がある。

また、安否確認は、利用者さんだけでなく、介護者自身の安心にもつながる。
安否確認を行うことで、利用者さんの状況を把握でき、何かあった時に迅速に対応できるという安心感を得ることができる。

用語を使った例文
  • 〇〇さん、おはようございます。今日も元気そうで安心しました。これが、毎日の安否確認だね。
  • 〇〇さん、昨日は電話に出なかったから、心配で訪問したら、体調が悪かったみたい。安否確認をしていて、本当に良かった。
  • 〇〇さんは、一人暮らしだから、毎日欠かさず安否確認の連絡をすることになっているんだ。
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