移乗とは、ベッドから車椅子へ、車椅子から便座や浴槽などへの乗り移りを指す。介護職が行う基本的技術のひとつである。
自分で移動できない利用者の場合、福祉用具を利用し、安全に移乗介助を行う必要がある。
移乗は、介護の現場では、日常的に行う動作の一つだが、利用者さんにとっても、介護者にとっても、身体的な負担が大きい動作でもある。
利用者さんが安全に、そして安心して移動できるように、正しい知識と技術を身につけておくことが大切。
移乗の際には、まず利用者さんの状態をしっかりと把握することが重要である。
どこまで自分で動けるのか、どこに痛みがあるのかなどを確認し、適切な方法を選択する必要がある。
また、福祉用具を適切に使用することも大切だ。
例えば、移乗用リフトやスライディングボードなど、福祉用具を上手に活用することで、利用者さんの負担を減らすことができる。
移乗の際の注意点としては、転倒や落下のリスクを常に意識することが挙げられる。
また、介護者自身も、無理な姿勢で介助をすると、腰を痛めてしまう可能性があるため、正しい姿勢と体の使い方を意識する必要がある。
用語を使った例文
- 〇〇さんの移乗は、少し不安定だから、ゆっくりと安全に介助しましょう。
- 〇〇さんの状態に合わせて、移乗の方法を変えてみようか。今日はスライディングボードを使ってみよう。
- 〇〇さんの移乗介助の時、腰を痛めないように、正しい姿勢を意識してね。