一次救命処置とは、緊急時に人命を救うために行われる簡易な救命措置のこと。
一次救命処置は、非常に重要であり、迅速かつ正確に行う必要がある。
行うべきこととしては、医療専門家が到着するまでの間、患者の状態を継続的に監視しながら話しかけたり、肩を揺すったり、手を叩いたりして、その人の意識を評価する。
具体的な手順としては、助けを求めてから正常な呼吸を確認し、必要に応じて人工呼吸を提供すること。 なお、心停止の場合は心肺蘇生を行い、出血している場合には、傷口を圧迫して出血を止める必要がある。
また、AEDを使用したり胸骨圧迫を行ったりすることは、医療の知識や経験に関係なく、近くにいる人なら誰でもできるため分担して行うことが重要。
介護の現場では、利用者さんが、急に体調を崩すことがある。
そんな時、私たち介護者は、慌てずに、落ち着いて一次救命処置を行う必要がある。もし、自分一人で対応できない場合は、他の職員に助けを求め、協力して処置を行うことも大切。
一次救命処置は、特別な医療知識や技術がなくても、誰でも行うことができる。
だから、もしもの時に備えて、定期的に訓練に参加し、知識や技術を維持しておく必要がある。
用語を使った例文
- 〇〇さんが急に倒れた。すぐに一次救命処置を始めよう。誰か救急車を呼んで。
- 〇〇さん、呼吸が止まってる。一次救命処置をしながら、救急隊の到着を待とう。
- 一次救命処置の訓練で、心肺蘇生とAEDの使い方をもう一度確認しておこう。