一次予防とは、潜在的な病気のリスクを減らすために、健康的生活習慣や生活環境を維持すること。
具体的には、バランスの取れた食事をしたり、適度な運動をしたり、十分な睡眠をとったりすることなどが、一次予防にあたる。
また、感染症を予防するための予防接種を受けたり、健康に関する正しい知識を身につけるための健康教育に参加したりすることも、一次予防の重要な要素だ。
一次予防では、病気になってから治療するよりも、病気を未然に防ぐことが、何よりも大切だという考え方に基づく。
ちなみに、二次予防は健康診断による病気の早期発見と治療、三次予防ではリハビリに重点を置いている。
介護の現場では、利用者さんが、健康で、できる限り自立した生活を送ることができるように、一次予防を意識したサポートを行う必要がある。
例えば、利用者さんの食生活をサポートする際には、栄養バランスを考えた食事を提供したり、運動を促す際には、無理のない範囲で、一緒に散歩をしたり、体操をしたりすることが大切だ。
用語を使った例文
- 〇〇さんの健康維持のためには、一次予防が大切だから、バランスの取れた食事を心がけてもらおう。
- 〇〇さんは、運動不足になりがちだから、無理のない範囲で、一緒に散歩をしよう。これも、一次予防の一つだ。
- 一次予防の観点から、〇〇さんの生活習慣を見直してみようか。