アルツハイマー型認知症(あるつはいまーがたにんちしょう)

アルツハイマー型認知症とは、記憶障害などを主症状とする原因不明の脳の器質性疾患である。

40歳代以降広い範囲の年齢で発病するが、緩やかに進行し65歳以上で多くなる。
認知症患者の約半数を占めるといわれている。

主な症状には、記憶力の低下や判断能力の低下、見当識障害、視覚失認など。
薬物療法などが行われるが、最終的に身体機能が低下し寝たきりになることが多い。

症状も多様で、記憶障害が目立つ人もいれば、言葉がうまく出てこなくなる人もいる。
また、時間や場所がわからなくなる見当識障害や、物の形や位置関係が認識できなくなる視覚失認といった症状も現れることがある。

この病気の難しいところは、初期の段階では、ただの物忘れのように見えることもあるということ。
しかし、進行するにつれて、日常生活に支障が出てくるようになる。例えば、今までできていた料理や掃除が難しくなったり、服の着方がわからなくなったり、お金の管理ができなくなったりする。

介護の現場では、アルツハイマー型認知症の方の症状や状態をしっかりと把握し、その人に合った適切なケアを提供することが重要になる。焦らず、ゆっくりと、その人のペースに合わせて支援していくことが大切。

また、アルツハイマー型認知症は、進行すると、最終的には寝たきりになることも多い。

用語を使った例文
  • 〇〇さん、最近、同じことを何度も聞くようになった気がするけど、もしかしてアルツハイマー型認知症の初期症状かもしれないね。
  • 〇〇さんは、アルツハイマー型認知症と診断されたけど、今までと同じように、その人らしさを尊重したケアをしていきたいな。
  • アルツハイマー型認知症は、進行性の病気だけど、焦らず、その人のペースに合わせて、一緒に生活していこう。
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