誤配薬防止カートは、以下のような悩みを持つ方にオススメです。
- 病院や介護施設などで誤配薬のリスクをなくしたい
- 配薬時の本人確認にかかる作業負担を減らしたい
- 配薬業務に対するスタッフの精神的ストレスを軽減したい
誤配薬防止カートとは?
「誤配薬防止カート」は、配薬間違いを防止するシステムを搭載した配薬カートです。
令和元年に行われた「老人福祉施設等における事故報告」によると、施設内で起きた事故の割合は、骨折や打撲を抑えて誤薬が一番でした。
病院などでは複数人でチェックを行うといった対策を設けていますが、人の力だけで誤配薬のリスクをゼロにすることは簡単ではありません。
「誤配薬防止カート」であれば、静脈やバーコードで本人確認をするため、利用者の取り違えを防ぎます。
また、本人のトレーだけが開くため渡し間違いも減らせるでしょう。
「誤配薬防止カート」の共同開発は、ある病院からの相談がきっかけで始まりました。
配薬ミスは命に関わる事故につながる可能性があり、看護師の精神的ストレスや作業負担も大きいことから課題となっていたそうです。
そこで、実際に作業をする看護師の困りごとや負担を参考に、現場の声に寄り添った開発が行われました。
そうして、徹底して誤配薬を防止するシステムと、使いやすく工夫されたカートが完成したのです。
令和5年には、誤配防止における服薬装置と服薬方法、服薬処理をするコンピュータープログラムで特許も取得しています。
誤配薬防止カートの魅力を3つ紹介
1つ目の魅力は、人物の取り違えが起きない点です。
誤配薬がおきる原因のひとつに、患者と他の方を見間違えて薬を渡すというミスがあります。
「名前を読み上げ、本人と一緒に確認する」といった対策が取られていますが、認知症などで確認が難しいケースも少なくありません。
また「マスクで顔の識別が難しくなった」という声も耳にします。
「誤配薬防止カート」では、こういったミスを防ぐために、静脈やバーコードで本人確認をします。
認証されると本人の薬が入ったトレーだけが開くため、誤配の心配もありません。
2つ目の魅力は、薬を補充する際の入れ間違いを防げる点です。
「誤配薬防止カート」では、薬の補充をする際も、本人のトレーのみが開くシステムを採用しています。
薬包にあるバーコードやQRコードを読み込むことで、補充したい患者のトレイだけが開く仕組みとなっており、トレーを間違える心配がありません。
つまり、補充時と配薬時のダブルチェックにより、誤配薬を徹底して防止してくれるのです。
1週間分の薬をまとめて収納できるため、こまめな補充作業がなく、作業負担の軽減も期待できるでしょう。
3つ目の魅力として、スタッフの負担を軽減できる点が挙げられます。
「誤配薬防止カート」は、配薬と同時に履歴登録ができるため、日々の服薬記録を記入する必要がありません。
また、複数人でのダブルチェックが不要となり、1人で配薬作業ができたり新しいスタッフにも安心して任せられたりと、作業効率の向上も期待できます。
誤配薬の不安がなくなるため、「配薬作業は神経を使うから疲れる」といった精神的ストレスを軽減できるのも、魅力のひとつです。
利用したお客様の声
誤配薬がゼロになり、配薬への不安が減りました。
もともと、配薬作業に対するストレスがあったのですが、精神的にかなり楽になりました。
新しく入った看護師でもベテランの看護師と同じ効率で配薬を進められるので、とても助かっています。
薬を補充する薬剤部とも連携でき、誤配薬を防止できるようになりました。
操作がとても簡単なので、薬の補充や中止なども簡単に行えるのがいいですね。
作業負担が減ったので、心に余裕を持てるようになり、他の業務にも集中できるようになりました。
商品に関する問い合わせや資料請求は、公式サイトから行うことができます。
公式サイトの「お問い合わせフォーム」で、名前やメールアドレスなどの必須事項を入力します。
「内容」欄に、誤配薬防止カートを利用したい旨を記入し、「個人情報の取扱いに同意して送信」ボタンをクリックします。
数日中に担当者からの返信が届くため、案内に沿ってデモなどの依頼を行います。
購入を検討している方には、デモ機を現地に持参して詳細の説明をしています。
そのため、実物を直接見て体験し、詳細な機能を確認してから購入することが可能です。
よくあるご質問
- トレーの中には何日分の薬を入れられますか?
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朝、昼、晩、就寝前の4種類を1週間分入れることができます。
収納量が多いため、薬の保管庫としても便利です。 - 1台で何人の患者さんを管理できますか?
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カートは、20床用と30床用の2種類を用意しております。
利用者数にあわせて、複数台の利用も可能です。 - カートを使った配薬作業は何人必要ですか?
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本人確認、履歴登録、配薬の全てを無理なく1人で行えます。
誤配薬の心配がないため、複数人によるダブルチェックなどの手間を省くことができます。
運営者の想い
「誤配薬防止カート」を販売する営業担当者は、「お客様と話をする時、なるべく雑談をするよう心がけているんです」と笑顔で語りました。
信頼関係を築き、何気ない会話から、お客様が抱える悩みや不満を聞き出すためだと言います。
「誤配薬防止カート」は、そういった現場の「生の声」を大切にし、現在も改良を続けています。
最近では、「静脈認証だと、マヒで手が開かない方が使いにくい」という声を受け、顔認証を導入するために開発を進めているそうです。
電子カルテなど他のシステムとの連携を求める声も多く「今後も要望に応えられるよう、試行錯誤していきたい」と意欲を示しています。
運営者が嬉しかったエピソード
ある病院で「誤配薬防止カート」を紹介した際の、看護師の反応が印象的だったと言います。
商談相手の事務部長が、現場の看護師を集め「こんなカートがあるんだって」とカートを紹介してくれました。
すると、その徹底した誤配薬防止システムや使い勝手の良さに感動し、「これ、絶対に欲しい!」と盛り上がったそうです。
誤配薬は、患者の命にも関わる重大なミスです。過去には裁判に発展し、莫大な損害賠償が発生したケースもあり、配薬作業にあたるスタッフの精神的負荷は計り知れません。
そんな現場に立つ看護師が、「誤配薬防止カート」を見て喜んでくれる姿が、とても嬉しかったと語っています。
- 静脈やバーコードを使って本人確認をするため、人物間違いが起きない
- 薬の補給時も配薬時も、徹底した誤配薬防止システムで利用者とスタッフを守る
- 誤配薬に対する精神的負担やダブルチェックなどの作業負担を軽くする