利用者みずから通いたくなる!料理特化型デイサービス「なないろクッキングスタジオ」

なないろクッキングスタジオは、以下のような悩みを持つ方にオススメです。

  • 介護施設に行くのを嫌がられてしまい、困っている介護者
  • 認知症や麻痺、車イスでも趣味や生きがい、楽しみを探している方
  • 習い事のように楽しみながらリハビリに繋がるデイサービスを探している方

なないろクッキングスタジオとは?

「なないろクッキングスタジオ」とは、料理を通して身体機能や認知機能の改善を目指す半日型デイサービスです。

デイサービスは、孤立感の解消や介護の負担軽減が期待できるため、利用したいと考えるご家族も多いでしょう。
しかし「自分に介護は必要ない」といったように、通所に抵抗感を持つ利用者も少なくありません。

「なないろクッキングスタジオ」は、オシャレな雰囲気と本格的な料理指導が人気で、習い事感覚で楽しく通えます。
認知症があるからと不安な方でも安心して利用できるのも特徴です。

海外からも注目されている !

「なないろクッキングスタジオ」は、台湾で発行部数12万部を誇るビジネス誌「天下雑誌」の、WEBサイトと誌面に紹介されました。

「料理とグルメを楽しむことは、認知症のケアと予防にも役立つ」というタイトルで紹介され、台湾だけでなく中国や韓国でも大きな話題となっています。

一例として台湾企業から出店依頼の相談が寄せられ、説明会も開催されました。
また、台湾の大学教授からは講義や指導の依頼も舞い込んでおり、料理に特化したデイサービス「なないろクッキングスタジオ」の注目度の高さがうかがえます。

なないろクッキングスタジオの魅力を3つ紹介

1つ目の魅力は、プロのシェフから料理の調理指導を受けられる点です。

切る、焼く、混ぜるといった動作は、日常生活に必要な身体機能の向上が期待できます。
手先の細かい作業を取り入れるために、フードプロセッサーのような便利な道具を使うのではなく、包丁で刻むなど、あえて作業工程を増やすようにしている点も特徴と言えるでしょう。

調理は、家庭料理ではなかなか出ないソースやアレンジがされ、プロのシェフの指導のもとで行います。
介護施設でサービスを受けるという感覚ではなく、「お料理教室に通っている」と感じる利用者が多いのも納得です。

2つ目の魅力として、明るくオシャレな施設の雰囲気が挙げられます。

「なないろクッキングスタジオ」では、テーマパークのように、来るだけでワクワクするような雰囲気作りを大切にしています。

例えば、内装のカラフルさ。白をベースにした室内に映える照明やエプロン、調理道具まで、なないろのカラフルな色合いで、気持ちまで明るく楽しくなります。

また、施設内には介護施設でよく目にする手すりがありません。
代わりに、調理カウンターに掴まりながら移動できるよう設計しました。

このように安全性を確保しつつも、生活感や介護施設のような雰囲気が出ないよう配慮し、利用者自身が通いたくなるように工夫されています。

3つ目の魅力は、介護度が高い方でも安心して利用できる点です。

料理教室と聞いて「介護予防や介護度の低い方が対象なのでは?」と思われる方もいるかもしれません。

「なないろクッキングスタジオ」では、調理実習のようにグループで作業を進めます。
利用者の状態に合わせて作業を分担するため、麻痺がある方や認知症の方でも一緒に調理を楽しめるのです。

車椅子や杖を使う方が座って調理できるように、調理カウンターの高さも配慮されています。
また、通常のデイサービス同様に看護師が常駐しており、安心して通えるのもポイントです。

出来立ての料理を配達!

「なないろクッキングスタジオ」では、出来立ての温かい食事をお届けするデリバリーサービス「なないろ★グランマ」を提供しています。
配達エリアは限られていますが、豊富なバリエーションと温かくおいしい食事が人気です。

このサービスは、コロナ禍に一般的なデリバリーを頼んでいた利用者からの「一人分だと頼みにくい」「今の配食サービスは同じような味で飽きてしまう」といった相談がきっかけでスタートしました。

1食から配送無料で注文できるため、現在では利用者だけでなく一般の方や企業からの注文も多い人気のサービスとなっています。

利用したお客様の声

自宅では料理をしなくなっていたから最初は作れるか心配だったけど、新しい料理を作れるし、ここに来られている方やスタッフの方々が皆とてもいい方で楽しいの。

料理でリハビリと聞いてすごくいいなと思いました。他のデイサービスは嫌がっていた利用者さんも今では「明日はお料理教室(なないろ)に行くのよ」となないろに行くことを楽しみにされています。

なないろに行くようになって、一番の大きな変化は自発的な会話が増えたことです。
「今の旬の食べ物知ってる?」とあきらかになないろさんで得た知識を嬉しそうに披露している母の姿が嬉しく思っています。

明るく前向きなスタッフのチームワーク

「なないろクッキングスタジオ」を支えるのは、明るく熱心で前向きなスタッフたちです。

ある時、より安全に利用いただくためにつまづきを無くしたいという話し合いになりました。
解決策を話し合う中で、「体感を鍛えるための歩行訓練を取り入れよう」という提案が出たそうです。

施設からつまずきやすい物を排除すること、環境のせいにするのは簡単です。
しかし、それでは「利用者のつまずき」が根本的に解決したとは言えないでしょう。

歩行訓練を取り入れるには、時間や手間がかかります。
それでもスタッフは、本当の意味で利用者の安全を考慮し、料理活動に加え、歩行訓練を行う事を選択しました。

「なないろクッキングスタジオ」の居心地がよく明るい雰囲気は、このような利用者を思いやる姿勢から生まれているのかもしれません。

ご利用の流れ

STEP
お問い合わせ

まずはお電話などで各施設までお気軽にご連絡ください。
担当者が責任を持って対応いたします。
また、担当ケアマネジャーがまだお決まりでない場合は、ご相談を承っております。

STEP
施設の見学・体験

見学や体験をご希望される方は、お気軽にお問い合わせください。
見学の際の送迎サービスも行っております。
実際に施設を見学・体験することでご本人のご希望に合った施設かどうか、ご家族、ケアマネジャーとご相談されることをお勧めします。

STEP
ご家庭訪問 / 契約の締結

当施設の担当者がご自宅を訪問し、ご本人・ご家族様と面談し、心身状況やご希望を伺い、ご利用の説明をさせていただきます。
提供サービスの内容にご同意いただきましたら、契約を締結させていただきます。

STEP
ご利用開始

所定のお時間に、ご自宅まで専用車でお迎えにあがります。
お料理を通じて身体機能の維持、改善を目指します。
楽しい1日をお過ごしください。

サービスの提供時間

時間調理プラン
午前の部9:15〜12:30ランチプランなど
午後の部13:30〜16:45お持ち帰り夕食プラン
スイーツ&ブレッド作りプランなど
※午前・午後と一日通しても利用できます。
※拠点により提供時間が異なる場合があります。詳しくはお問い合わせください。

料理を追加で作り、持ち帰ることも可能です。
ご家族のランチやお夕飯、ご友人やお孫さんへのプレゼントなどで活用でき、「成果を披露できる」と喜ばれています。

よくあるご質問

どんな方が利用できますか?

原則、介護保険をご利用中の方やご利用予定の方が対象です。施設ごとに受入れ条件が異なりますので各施設にお問合せください。
介護保険外(自費利用)の方や1日通しでのご利用の受入れも行っていますので同様にお問い合わせください。

介護度の軽い方だけがご利用対象というわけではなく、高次脳機能障害の方にもご利用をおすすめしています。
スタジオでは、車椅子やつえ、マヒのある方も作業ができるように設計してありますので、安心してご利用いただけます。

また、お客様の状態に合わせたグループ分けでの作業分担制となっておりますので、男性・女性、軽度~重度の方、認知症の方、どなたでも楽しんでご利用いただけます。

料理が苦手なのですが…

料理が苦手な方、初体験という方も大歓迎です。
まずは料理に興味をもっていただき、簡単な作業から徐々に料理の腕を磨いていただくというようなプランはいかがでしょうか。

料理好きの方が集まるサークルに参加するような感覚で、楽しみながら通っていただければと思います。

調理中のけがなどが心配です…

包丁や火を使用しますので、十分に注意して行います。

調理の際には常にスタッフを配置し、お客様が安心して活動できますよう見守りさせていただきます。
看護師も常駐しておりますので、ご安心ください。

事業立ち上げにあたっての想い

事業の立ち上げは、「今までにない、オシャレで洗練された新しい視点の介護サービスをつくりたい」という想いから始まりました。

いくつか出たアイデアの中から、料理教室のようにオシャレな料理特化型施設を作ることが決まったそうです。
しかし、最初は「認知症の人が料理なんて本当にできるの?」「火や包丁が危険なのでは?」と心配する声も少なくありませんでした。

それでも諦めることなく、施設設計や調理道具の安全性を高め、調理手順を工夫しました。
そうして、誰もが安心して料理を楽しめる「なないろクッキングスタジオ」が誕生したのです。

初期に苦労したエピソード

立ち上げ初期は、どのようなサービスかを理解してもらうのに苦労したそうです。
「本格的な料理をする」と聞くと、ご家族やケアマネジャーからは介護度の低い方が対象だと思われてしまいました。

そこで、定期的に「成果発表会」を開催し、ご家族やケアマネジャーを招待して実際の活動の様子を観ていただくことにしたのです。
すると「こんなにイキイキとした表情を見るのは久しぶり」「自分で立って料理をしているなんて信じられない」と、驚きや喜びの声が多く寄せられたと言います。

こうした取り組みを通じて、配慮された環境やスタッフの体制に納得していただき、信頼を得ていったそうです。

ブランド責任者が見据える未来

現在、「なないろクッキングスタジオ」は東京に3拠点あります。
しかし、認知度が高まるにつれ「こんな施設が近くに欲しい」「こっちにも作って」という声が多く寄せられるようになりました。

こうした要望に応える形で、2024年11月に、新しい拠点を杉並区にオープンを予定しています。
今後も、待ち望んでいる利用者やご家族のために、拠点数を増やすための活動を継続する予定です。

また、ブランド責任者の神永さんは、立ち上げ当初「自分が通いたいと思える施設」をコンセプトにいくつかのアイデアを提案しました。
「機会があれば、いつか眠っている他の企画案にも挑戦したい」と、新しい事業展開にも意欲を見せています。

まとめ
メリット
  • 利用者みずから「行きたい」と思い、通うことが生きがいになる
  • 料理療法を取り入れたリハビリで、認知機能や身体機能の改善が期待できる
  • 看護師が常駐しており、認知症や車椅子の方でも安心して楽しめる
株式会社SOYOKAZEがこだわる「食事」

「なないろクッキングスタジオ」を運営する株式会社SOYOKAZEは、「食事」に対する徹底したこだわりを持っています。

介護事業を中心に展開する企業ですが、「美味しい食事を通じてお客さまが前向きになれる手助けをすること」を信条とし、施設で提供される料理は社内外問わず「美味しい」と話題になっています。

また、全国展開している食事宅配サービス「食のそよ風」も好評です。
冷凍で宅配されるため、美味しく栄養バランスの優れた食事をいつでも食べられることから、人気を集めています。

「食のそよ風」に関するインタビュー記事は、こちらからご覧ください。

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