唾液を誤嚥しにくい姿勢を維持できる「回復体位クッション」

回復体位クッションは以下のような方にオススメです。

  • 唾液で喉がゴロゴロ鳴ったりゼーゼーと呼吸しづらい状態が続く方
  • 嚥下機能が衰えてきたため、唾液の誤嚥による誤嚥性肺炎が心配
  • 自分の体格に合った大きさに調節できるクッションを使いたい

回復体位クッションとは?

回復体位クッションとは、唾液を誤嚥しにくい姿勢を維持できるクッションです。

一般的に誤嚥性肺炎は、唾液の誤嚥が原因であることが少なくありません。
嚥下機能が衰えた方が仰向けになっているとき、重力によって器官の方向へ唾液が流れるのです。

回復体位クッションでは、流れ出る唾液が肺に入りづらい姿勢を保持することができます。
救急救命で使われている回復体位に相当する、完全側臥位と呼ばれる真横になる姿勢です。

画像引用:回復体位クッションの公式ページ

唾液誤嚥の仕組み

ここでは、誤嚥性肺炎を防ぐことを目的として、唾液を誤嚥してしまう仕組みについて解説します。

まずは、仰向けで寝ているときの喉の断面図を見てみましょう。
仰向けで寝ていると、唾液や鼻水が重力によって喉に移動することになります。

次に、そのまま仰向けの姿勢で寝続けると、重力によって唾液はさらに食道の方へ流れてしまいます。
最終的に、唾液や鼻水が溜まりきった場合は気管の方に流れてしまい、むせが起こらなければ誤嚥に繋がってしまうのです。

そのため、回復体位クッションでは、仰向けで寝る姿勢ではなく、完全側臥位を採用しています。
完全側臥位の状態で口元を下向きにすることで、溜まった唾液や鼻水が気管ではなく口から外に流れやすくなるので

各地でセミナーを開催!

回復体位クッションを販売する株式会社甲南医療器研究所は、2024年1月から関西・関東でご家族や介護職員に向けた会場セミナーを行うそうです。

日程時間場所
2024年1月28日(日)10:00〜11:30ウィズあかし
2024年2月15日(木)10:00〜11:30江東区森下文化センター

タイトルは「肺に食べ物や唾液・痰・鼻水を入れなければ誤嚥性肺炎は起こらない」です。
ご興味のある方は、以下の公式ホームページから詳細をご確認ください。

回復体位クッションの魅力を3つ紹介

1つ目の魅力は、回復体位クッションによって楽な姿勢を維持できる点です。

例えば、肩と肘を平行にすることで、胸が張り呼吸がしやすくなります。
また、腰と膝とかかとを平行にすることで、体のねじれを防ぐことが可能です。

回復体位クッションの幅は広く、上肢を置きやすいため口元を自然と下向きにできます。
このように、唾液が肺に入りづらい姿勢を維持できるだけでなく、楽な姿勢を維持できるような設計が特徴です。

2つ目は使用上の注意に近いですが、褥瘡を予防することは重要です。

側臥位は仰臥位に比べて、マットに接する面積が小さくなるため圧力が高くなります。
特に、肩や腰、腕、くるぶしなどに圧力がかかりやすいため、褥瘡予防に注意が必要です。

低反発マットレスやエアーマットレスなどを活用して、各部位の負担をなるべく減らしましょう。

3つ目の魅力として紹介するのは、自由にクッションの高さを調節できる点です。

回復体位クッションを使用するとき、男性や女性によって個人の体格差は異なります。
そのため、回復体位クッションでは高さを調節できる設計になっているのです。

具体的には、チャックを開けて付属のクッションを必要な箇所に入れることで、ビーズの位置を移動させることができます。
また、クッションが高いと感じる場合は、ビーズを取り出すことで高さを調節可能です。

利用までの流れ

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引用:回復体位クッションの公式ページ
サイズクッションサイズ:480×1240×130mm~
高さ調整小袋サイズ:300×200×100mm
素材カバー:ポリエステル100%
中材生地:ポリエステル100%
ビーズクッション:ポリスチレン・ポリエチレン重合体
注意事項針やカッターナイフなど、刃物や鋭利なものを本体に使用しないでください。
本品は可燃性です。タバコなど、火気の近くでの仕様には十分ご注意ください。
お手入れ方法唾液、嘔吐、頭髪、薬剤などが生地に付着し、不衛生になった場合、洗濯ができます。
洗濯はぬるま湯で、手洗い後、脱水してください。
乾燥機を避けて(耐熱75度)に陰干ししてください。
カバーは洗濯ネットに入れ洗濯機で洗濯してください。消毒はできません。
引用:株式会社甲南医療器研究所の公式オンラインショップ

株式会社甲南医療器研究所の想い

回復体位クッションを販売する株式会社甲南医療器研究所は、「人生最後まで口から食べられる可能性のある完全側臥位を広めたい」と考えているのです。

公式ホームページでは、以下のような想いが綴られています。

「水分や唾液でむせる・食事中や食後のどがごろごろなる」重度嚥下障害者に対し、口から食べることを禁止する病院と完全側臥位を知らないご家族に「人生最後まで楽しく口から食べられる可能性のある完全側臥位法を広めたいと思った。」

引用:株式会社甲南医療器研究所の会社案内

このような思いから株式会社甲南医療器研究所では、回復体位クッションを販売しています。
平均寿命が伸びる現代において、自分の口で食べられる健康寿命を伸ばすことは重要ですね。

まとめ
メリット
  • 唾液を誤嚥しにくい姿勢を維持できる回復体位クッション
  • 楽な姿勢を維持しやすいように設計されている
  • ビーズなどによって自由にクッションの高さを調節できる
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