この記事は、以下のような方にオススメです。
- 一人で暮らす親の家に見守りシステムを導入したいが、「まだ必要ない」と言われてお困りの方
- 「親と同居して介護を行うしかない」と考えているが、仕事の都合がつかずお悩みの方
- 離れて暮らす親が心配で毎日連絡をしているが、お互いの負担となってしまっている方
「一人暮らしする親の様子が心配で仕事が手につかない…」
日本では一人暮らしの高齢者が年々増加しているため、このような悩みを抱える方も増えてきています。
実際、高齢者の体調急変や転倒といった事故のほとんどは自宅内で起きており、一人暮らしする高齢者のご家族が抱える不安や精神的な負担は大きいでしょう。
また、「子どもである自分が、親と同居して介護するしかないのかな…」と悩む方も多いのではないでしょうか?
しかし、仕事や生活に大きく影響することを考えると、同居して介護を行うのは簡単ではありません。
今回は、一人で暮らす高齢者の増加や家族が抱える不安、高齢者の見守りに利用できるサービスについて解説します。
離れて暮らす親の介護に不安を感じている方は、ぜひご覧ください。
増加する高齢者の一人暮らし
日本では、一人暮らしの高齢者が年々増加しています。
内閣府の発表によると、令和2年には男性約231万人、女性約441万人となっているのです。
今後も一人暮らしの高齢者数は増加する見込みで、令和22年(2040年)には男性約356万人、女性約540万人となることが予測されています。
また、高齢者人口に占める一人暮らしの高齢者の割合も上昇が続いており、令和2年時点で男性15.0%、女性22.1%です。
今後も一人暮らしする高齢者の割合は上昇傾向が続き、令和22年(2040年)には男性 20.8%、女性 24.5%となることが予測されています。
介護が始まったら、家族と同居しなければいけない?
一人で暮らす親を心配し、「子どもである自分が親と同居して介護するしかないのかな…」と悩む方は多いでしょう。
しかし、親と同居して介護を行う場合、生活スタイルの変更や仕事の制限が必要となることもあります。
そのため、気が進まない方や、なかなか行動に移せずにいる方もいるのではないでしょうか?
しかし、子どもが同居し、常に親の介護を行わなければならないというものではありません。
介護保険制度や介護に関するサービス・商品などを利用することで、同居せずに親の介護を行うことも可能なのです。
今いる自宅から、親の在宅状況を見守ろう!
前述した通り、介護に関するサービスや商品を利用することで、親と同居せずに介護を行うことが可能です。
その方法の1つとして、見守りサービスの利用が挙げられます。
見守りサービスの機能は商品・サービスによってさまざまですが、動作検知の通知を受け取ったり、リアルタイムの映像を確認したりすることが可能です。
異常を検知した際は、呼びかけを行ったり、代理訪問を依頼したりできるものもあるため、離れた場所で一人暮らしする親を心配するご家族に最適なサービスと言えるでしょう。
見守り・安否確認の負担を減らす商品3選
日本では、一人暮らしの高齢者が年々増加しており、令和22年(2040年)には男性 20.8%、女性 24.5%となることが予測されています。
高齢者の一人暮らしは、体調の急変や転倒・徘徊などに気付くのが遅れるため、「同居して介護するしかないのかな…」とお悩みのご家族も増えているでしょう。
しかし、同居して介護を行う場合、介護者の生活は大きく変わることとなります。
心身に負担がかかったり、仕事に影響が出たりすることなどを考えると、簡単なことではありません。
そこで、介護に関するサービスや商品を利用することで、親と同居せずに介護や親の見守りを行えるのです。
1、電球を変えるだけで導入できる「クロネコ見守りサービス」
クロネコ見守りサービスとは、ヤマト運輸株式会社が運営する見守りサービスです。
自宅のトイレなどで使用している電球を、通信付きの電球に交換するだけで利用を開始できます。
「機械操作に疎く、見守りサービスの利用には不安を感じる…」という高齢者やご家族は多いでしょう。
また、仕事などが忙しく、「見守りシステムを導入しに行く時間がない」と足踏みしているご家族も多いのではないでしょうか?
クロネコ見守りサービスなら、Wi-Fiの導入や機器の設置工事などが不要で、電球交換だけで導入が完了します。
電球交換はヤマト運輸のスタッフが行うため、見守り対象の高齢者やご家族が作業する必要はありません。
そのため、電球設置日の調整がしやすく、早ければ申し込みから1週間程度でサービスの利用を開始できるのです。
クロネコ見守りサービスは、2021年6月よりサービス提供を開始し、2024年4月時点で約12,000名と多くの方々に利用されています。
個人の契約だけではなく、2024年3月末時点で、法人契約210社、地方自治体では28自治体に導入されているのです。
さらに、一部の自治体では、ふるさと納税返礼品にもなっており、注目度の高いサービスであることが分かるでしょう。
クロネコ見守りサービスは、「高齢者が抵抗を感じないこと」「ご家族に手間がかからないこと」の両方を兼ね備えた、気軽に利用できる見守りサービスなのです。
クロネコ見守りサービスのより詳しいサービス内容については、こちらの記事でご紹介していますのでぜひご覧ください。
2、遠距離介護でも安心できる見守りカメラ「みまもりCUBE」
みまもりCUBEとは、インターネット環境がない場所でもコンセントに挿すだけで利用できる見守りカメラです。
「離れて暮らす親の自宅に見守りカメラを導入したいが、インターネット環境がない…」とお悩みのご家族は多いでしょう。
一般的に、見守りカメラを導入する際はインターネット環境が必要ですが、自宅にインターネットを引いていない高齢者は少なくありません。
みまもりCUBEは、SIMカードを内蔵することによって、インターネット環境がない場所でも利用できる見守りカメラを実現しました。
スマートフォンなどと同じように、コンセントに挿すだけですぐに利用できます。
また、みまもりCUBEには検知機能が備わっているため、ご家族は高齢者の動きをいち早く知ることができます。
例えば、ベッドからの離床や玄関からの出入りがあった際、登録されたメールアドレスへ画像付きの検知メールが自動配信されるのです。
文字だけでなく画像でも確認できるため、ご家族が得られる安心感は大きいでしょう。
みまもりCUBEは、中日経済新聞やふくおか経済、西日本新聞などの新聞社に取り上げられた実績があります。
また、発売後すぐに、某県警と「徘徊の早期発見を目的とした業務提携」を結んだ実績もあり、警察にも有効性を認められていることが分かるでしょう。
みまもりCUBEは、これからの高齢化社会の安心・安全を保つ手段の1つとしてぴったりなサービスなのです。
みまもりCUBEについて、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
3、遠方に住む両親からスマホにLINEが届く「キテネ」
キテネとは、ボタン1つで高齢者が家族にメッセージを届けられる家庭用のナースコールです。
自宅で介護を行っているとき、「ナースコールのようなものがあれば便利なんだけど…」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
キテネを利用すれば、高齢者がボタンを押すだけで家族に意思を伝えられます。
ボタンの押し方は「1回押し」「2回押し」「長押し」の3種類で、それぞれの押し方ごとにメッセージの登録が可能です。
こうすることで、高齢者は「トイレに行きたい」「お腹が空いた」「具合が悪い」など、より詳細な意思表示を行えます。
また、キテネは介護者のスマホが受信機となり、LINEアプリにてメッセージが届く仕組みです。
LINEであれば日常的に利用している方が多く、新たに設定作業なども発生しないため、介護者も気軽に利用を始められるでしょう。
キテネの運営者は、離れて暮らす義理の母親の介護にもキテネを使っています。
義理の母親は「見守ってくれているんだね」とキテネの存在を温かく感じていたそうです。
自身の体験から、運営者は「キテネは家族同士の絆を深くするものである」と自信を持っています。
このように、キテネは介護者の負担軽減だけでなく、「家族から大切にしてもらっている」という高齢者の安心にもつながる商品なのです。
キテネを利用するまでの流れやよくある質問などについては、こちらの記事で解説していますので気になった方はぜひご覧ください。
よくある質問
- 見守りシステムは、インターネット環境がないと利用できませんか?
-
利用する見守りシステムによって異なりますが、インターネット環境がなくても利用できるものもあります。
- 高齢者の見守りサービスに介護保険は使えますか?
-
基本的に、高齢者の見守りサービスには介護保険が適用されません。
ただし、要介護度2以上の方の場合は、認知症老人徘徊感知器の導入に限り介護保険が適用されます。
【まとめ】ラクカイゴでは、次世代の介護を発信!
この記事では、一人で暮らす高齢者の増加や家族が抱える不安、高齢者の見守りに利用できるサービスについて解説しました。
日本では一人暮らしの高齢者が年々増加しており、高齢者人口に占める一人暮らしの高齢者の割合も上昇傾向にあります。
しかし、介護のために家族が同居するのは簡単ではないため、見守りサービス等の利用を検討する必要があるでしょう。
利用目的や見守り対象である高齢者の状態を整理し、自分たちに合った見守りサービスを利用することで、介護者にかかる精神的な負担を軽減できます。
ラクカイゴのWebサイトでは、介護の負担を減らす商品やサービスに出会うことが可能です。
以下の公式ページから介護に関する悩みを選び、新しい介護のやり方を見つけてください。
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最後までご覧いただきありがとうございました。